【実録】「アットホーム」の正体は家族経営だった。2社目もブラック企業で絶望した私の実体験
「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事です」
転職サイトでそんなキラキラした言葉を見て、「今度こそはホワイト企業で落ち着きたい」と願って入社を決めたことはありませんか?
かつての私もそうでした。新卒で入った飲食チェーンを過酷な労働環境で退職し、工場派遣をしながら必死に資格を取って挑んだ「2社目」の転職。
しかし、そこで待っていたのは、求人票の文字からは想像もできない「家族経営の地獄」と「低賃金」の現実でした。
「また失敗した。自分には、まともな会社を選ぶ才能がないのか……?」
この記事では、転職サイトの「綺麗な言葉」に騙されて2度目のブラック企業を引いてしまった私の痛い失敗談をすべて公開します。
もし今、あなたが「今の会社、何かがおかしい」「でも次も失敗するのが怖い」と悩んでいるなら、私の二の舞にならないための教訓として、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事も含めた私の体験してきた転職のまとめを、第二新卒の転職で失敗しない方法|ブラック企業を2回経験して分かったことに記載しています。
まとめて読みたい人は参考にしてみて下さい。
【悲報】転職サイトで見つけた「アットホームな優良中小」の正体
2社目(家族経営中小)の実態
| 推定年収 | 約 300万円(昇給の見込みほぼなし) |
| 休日形態 | 形だけの週休2日 社長の呼び出しで消える |
| 社内環境 |
ワンマン完全なトップダウン 同調圧力あり |
| 主なストレス | 社長の顔色伺い、サービス早出 謎の個人間行事 |
資格を武器に再出発!1社目の飲食ブラックを糧に選んだはずだった
新卒で入った飲食チェーンを勢いで辞めた後、工場派遣として働きながら必死に民間資格を取得しました。
「次は失敗できない」という強い思いから、転職サイトを毎日チェックし、ようやく見つけたのが「資格を活かせる」「アットホームな職場」というキャッチコピーの中小企業。
自力で見つけた求人だし、資格手当もつくはず!
「今度こそ、腰を据えて長く働けるホワイト企業に出会えた」と、当時は希望に胸を膨らませて入社初日を迎えました。
入社初日に感じた違和感。「アットホーム」という言葉の恐ろしい意味
しかし、入社した瞬間に空気の重さに気づきました。
求人票にあった「アットホーム」の正体は、逃げ場のない「家族経営」だったのです。
在籍しているのは身内ばかり。社内のルールは社長の気分次第で決まり、部外者である中途採用組は、常に顔色を伺いながら働かなければならない独特の閉塞感がありました。
社長が息子にブチギレる日常。職場の雰囲気は最悪だった
怒号が飛び交う事務所。逃げ場のない心理的ストレス
何よりきつかったのは、社長のパワハラ気質な振る舞いです。
社長は場所を選ばず、社員の前でも平気で大声を出すタイプ。
特に、息子さん(役員)に対しては容赦なく、事務所中に怒号が響き渡るのが日常茶飯事でした。
キーボードを叩く音しかしない静かな空間で、誰かが怒鳴られている声を聞き続けるのは、想像以上に精神を削られます。
次は自分がターゲットになるのではないか、という不安が常に付きまとっていました。
家族経営のワンマン体制が招く「地獄のルール」
仕事内容自体は、取得した資格を活かせるもので、やりがいも感じていました。
しかし、現場の熱意とは裏腹に、経営陣の「私物化」された社風は変わりません。
理不尽な指示に振り回され、誰も意見できない……。
仕事が好きだからこそ、その環境の悪さが悔しくてなりませんでした。
2社目ブラックを選んでしまった経緯
2社目にまでブラック企業に行くなんて当時の自分は全然思ってもみませんでした。
ですが後になって考えてみると以下のような要因や原因があったのじゃないかと考えられます。
転職サイト経由での自己応募(資格が活かせる仕事をしたかった)
工場派遣として働きながら取得した民間資格。それが当時の私の唯一の武器であり、自信の拠り所でした。
「この資格さえあれば、次はまともな会社に行けるはずだ」
そう信じて疑わなかった私は、転職エージェントを介さず、転職サイトで自ら求人を探して応募する「自己応募」の道を選びました。
自分のペースで進められる気軽さはありましたが、今思えばそれが大きな落とし穴でした。
サイトに書いてある
- 資格保有者歓迎
- 専門性が身につく
といった耳障りの良い言葉だけを拾い上げ、企業の内実を調べる術を持たないまま、直感で「ここなら大丈夫だ」と決めてしまったのです。
周囲と比べてしまい焦りはあった
当時、大学時代の同期たちは社会人2年目。着実にキャリアを積み、SNSでは仕事のやりがいやプライベートの充実ぶりを発信していました。
一方の私は、新卒で入った会社を早々に辞め、工場で派遣社員として働く日々。
「早く正社員に戻らなければ」「周りに置いていかれる」という強烈な焦燥感が、私の判断を狂わせました。
「とにかく早く内定が欲しい」
その一心で、提示された条件の細部を疑う余裕もなく、内定をもらえた安堵感だけで入社を決めてしまったのです。
求人票での見誤りを面接時に確認しなかった
最も悔やまれるのは、違和感をスルーしてしまったことです。
求人票に書かれていた「総支給189,000円」という数字や「アットホームな社風」という記述。
面接の際、少しでも「これって手取りだといくらになるんだろう?」「家族経営なのかな?」と疑問がよぎりましたが、結局聞きませんでした。
「細かいことを聞いて、内定が取り消されたらどうしよう」
そんな恐怖心が勝り、一番確認すべき「生活の根幹」や「組織のリアル」に蓋をしてしまったのです。
企業側にとって都合の良い情報を鵜呑みにし、自分の目で確かめることを怠った代償は、あまりにも大きいものでした。
給与明細を見て絶句。「総支給」が「手取り」だと思い込んでいた現実
そして、最も絶望したのは最初の給与明細を見た時です。
提示されていた金額は「総支給で189,000円」
お恥ずかしい話ですが、当時の私は「これが手取りだろう」と勝手に思い込んでいました。
しかし、そこから社会保険や税金が引かれ、実際に振り込まれた額を見て愕然としました。資格を活かして専門的な仕事をしているはずなのに、生活を維持するのが精一杯の金額。
将来への不安が、一気に現実味を帯びて襲いかかってきました。
なぜ求人票の「嘘」を見抜けなかったのか?自分のミスを分析
今振り返れば、転職サイトの綺麗な言葉に踊らされ、「基本給の低さ」や「家族経営のリスク」を全く考慮できていませんでした。
結局のところ転職サイトに掲載されているのは、「良い面」だけでした。自分一人で情報を集める「自力転職」の限界を、身をもって知ることになったのです。
「18ヶ月」という耐える日々が始まった理由
それでも、すぐには辞めませんでした。
新卒もすぐ辞めた自分にとって、「せめて1年以上は続けないと次がない」という恐怖があったからです。
幸い、同時期に入社した同期がいました。彼と励まし合い、愚痴をこぼし合いながらなんとか18ヶ月耐え抜きましたが、ついに限界が来ました。
「もう、自分たちの力だけで探すのはやめよう」。そう決意し、同期と同じタイミングで退職することを決めたのです。
その18ヶ月を耐えられた理由を次の章でお伝えします。
2社目ブラックを18ヶ月耐えられた理由
唯一の救いだった「同期」の存在
2社目の過酷な環境下で、心が折れずに18ヶ月間走り続けられた最大の理由は、同時期に入社した同期の存在です。
彼は私より少し年上でしたが、年齢の壁を感じさせず、まるで友人のように気さくに接してくれました。
右も左もわからない私に、仕事のコツや社内の立ち回り方を丁寧に教えてくれたのも彼です。
社長の怒号が響く殺伐としたオフィスでも、彼と冗談を言い合ったり、仕事終わりに愚痴をこぼし合ったりする時間だけは、唯一「楽しく過ごせている」と実感できる瞬間でした。
仕事自体のやりがいは感じていた
職場の「環境」は最悪でしたが、皮肉なことに「仕事内容」には大きなやりがいを感じていました。
私が担当していたのは少し特殊な業界の営業でしたが、自分の提案によって顧客から直接「ありがとう、助かったよ」と感謝の言葉をいただけるのは、何物にも代えがたい喜びでした。
「会社(経営陣)は嫌いだけど、お客様の役に立つ仕事は好きだ」。
その純粋なモチベーションがあったからこそ、理不尽な待遇にも1年半という期間、向き合い続けることができたのだと思います。
特殊な業界だからこそ築けた「社外の人脈」
独特な業界ルールがある営業職でしたが、誠実に仕事を続ける中で、取引先の担当者様とも非常に良好な関係を築くことができました。
「〇〇さん(私)だから任せるよ」と言っていただけるような信頼関係は、社内のギスギスした空気とは無縁の、私にとっての「財産」でした。
この時、社外のプロフェッショナルの方々と接することで、「自分の市場価値は、この狭い会社の中だけが決めるものではない」と客観的に自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
2連続の失敗で気づいた「自力転職の限界」
ここまでお伝えした通り、酷い会社に入ってしまった私ですが、逆に考えればここまでの失敗があったからこそ、気付けたことがあります。
それこそ「自力転職の限界」です。
求人サイトの「綺麗な写真」に二度騙された理由
なぜ私はまた失敗したのか。
それは、求人サイトに載っている「企業側が都合よく加工した情報」しか見ていなかったからです。
転職サイトには、
- 「アットホーム」
- 「風通しが良い」
という抽象的な言葉と、笑顔の社員写真。
でも、その裏にある離職率や、社長の本当の性格、職場の空気感までは、一人の求職者には絶対に見抜けません。
「自分の目」を信じるのをやめる勇気
2社目の退職を決めたとき、私は自分に言い聞かせました。「私の企業を選ぶ目は、もう死んでいる」。
一人で戦うのはもう限界だ。プロのフィルターを通さない限り、私は一生、ブラック企業のループから抜け出せない。
この痛烈な自覚こそが、私を「エージェント活用」へと突き動かしたのです。
この絶望が、後の「エージェント2社活用」に繋がる
2度のブラック企業経験。失った時間は取り戻せませんが、この「失敗」が私に一つの確信をくれました。
「ホワイト企業に行きたいなら、自力で探してはいけない。」
ここから、私の本格的な「エージェント活用術」が始まります。
なぜ私が、1社ではなく「2社」を併用することにこだわったのか。
その具体的な戦略を次の記事「【逆転編】第二新卒特化の転職エージェント2社併用で掴んだ大手ホワイトの内定」でお伝えします。
